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『スカボロー・フェア』歌詞と解説(イングランド民謡)

歌詞

ゆめみるよ スカボロフェア 光り輝いて
花も木もふたりに 語りかけたのに

みんな遠い思い出 あの日 この胸に
たしかにだきしめた 恋もいまはない

ひとり思うスカボロフェア せめてもういちど
恋人と呼びたい つよく愛したい

ゆめみるよ スカボロフェア 光り輝いて
花も木もふたりに 語りかけたのに

原詩と直訳

 


   Scarborough Fair

  《直訳》 スカーボロ ・ フェア
 Are you going to Scarborough Fair ?
 "Parsley, sage, rosemary and thyme"
 Remember me to one who lives there
 For once she was a true love of mine
 スカーバラの市へ行くのなら
 「パセリ、セージ、ローズマリーにタイム」
 そこに住むあの人によろしく伝えて下さい
 彼女はかつて私の真実の恋人でした
 Have her make me a cambric shirt
 "Parsley, sage, rosemary and thyme"
 Without no seam nor fine needle work
 And then she'll be a true love of mine
 彼女に私のために亜麻布のシャツを作らせてください
 「パセリ、セージ、ローズマリーにタイム」
 縫い目も細かい針仕事もなしに
 そうしたら彼女は私の真実の恋人になる
 Tell her to weave it in a sycamore wood lane
 "Parsley, sage, rosemary and thyme"
 And gather it all with a basket of flowers
 And then she'll be a true love of mine
 それを楓の小道で織るように言って
 「パセリ、セージ、ローズマリーにタイム」
 そして、それを (楓の) 花のカゴに集めるように
 そうしたら彼女は私の真実の恋人になる
 Have her wash it in yonder dry well
 "Parsley, sage, rosemary and thyme"
 where water ne'er sprung nor drop of rain fell
 And then she'll be a true love of mine
 それを向こうの乾いた井戸で洗わせて
 「パセリ、セージ、ローズマリーにタイム」
 水が湧き出ることも雨の雫がふりこむこともない井戸で
 そうしたら彼女は私の真実の恋人になる
 Have her find me an acre of land
 "Parsley, sage, rosemary and thyme"
 Between the sea foam and over the sand
 And then she'll be a true love of mine
 彼女に1エーカーの土地を見つけさせてください
 「パセリ、セージ、ローズマリーにタイム」
 海の泡(波打ち際)と砂浜の間に
 そうしたら彼女は私の真実の恋人になる
 Plow the land with the horn of a lamb
 "Parsley, sage, rosemary and thyme"
 And sow it all over with one peppercorn
 And then she'll be a true love of mine
 その土地を子羊の角で耕して
 「パセリ、セージ、ローズマリーにタイム」
 そして一粒の胡椒を土地全体に蒔くように
 そうしたら彼女は私の真実の恋人になる
 Tell her to reap it with a sickle of leather
 "Parsley, sage, rosemary and thyme"
 And tie it all up in a tomtits feather
 And then she'll be a true love of mine
 それを皮の鎌で刈り取るように言って
 「パセリ、セージ、ローズマリーにタイム」
 そして四十雀の羽で束ねて
 そうしたら彼女は私の真実の恋人になる
 Tell her to gather it all in a sack
 "Parsley, sage, rosemary and thyme"
 And carry it home on a butterfly's back
 And then she'll be a true love of mine
 全部をひとつの袋に入れるように言って
 「パセリ、セージ、ローズマリーにタイム」
 そして蝶の背に乗せて 家まで運ぶように
 そうしたら彼女は私の真実の恋人になる
 If she tells me she can't, I'll reply
 "Parsley, sage, rosemary and thyme"
 Let me know that at least she will try
 And then she'll be a true love of mine
 もし彼女が出来ないというのなら 私は答えましょう
 「パセリ、セージ、ローズマリーにタイム」
 少なくとも彼女が努力するだろうことを
  私に知らせてください
 そうしたら彼女は私の真実の恋人になる
 Love imposes impossible tasks
 "Parsley, sage, rosemary and thyme"
 Though not more than any heart asks
 And I must know she's a true love of mine
 愛とは不可能な仕事を課すもの
 「パセリ、セージ、ローズマリーにタイム」
 けれどもどんな愛情もそれぐらいは求めるもの
 そして私は彼女が私の真実の愛であることを
 知らなければならない
 Dear, when thou has finished thy task
 "Parsley, sage, rosemary and thyme"
 Come to me, my hand for to ask
 For thou then art a true love of mine

 親愛なる人 汝が仕事を終えたとき
 「パセリ、セージ、ローズマリーにタイム」
 私のもとへきて 私の手を求めなさい
 そのときこそ汝が私の真実の恋人

解説

イングランドの民謡である 「スカボロー・フェア」 は、一説によると、妖精と人間のやりとりで、
魔界の住人である “妖精騎士” が、旅人に無理難題(実現不可能な伝言)を問いかけ、
もし旅人がまともに返答したなら、魔界にさらっていこうとしています。
そのたくらみを見抜いた旅人は、「パセリ、セージ、ローズマリー、タイム」 と
魔よけ効果のある植物(ハーブ)の名を唱えて、うまく逃げおおせたということです。

 

豆知識

パセリ、セージ、ローズマリー、タイム・・・和名は、オランダゼリ、サルビア、マンネンロウ、タチジャコウソウ。

縫い目も針仕事もなく・・・最初からシャツの形に織れ、ということ。

sycamore・・・直訳は 「アメリカスズカケノキ」 別名 「プラタナス」

花のカゴ・・・楓の花はカゴの形をしているらしいが、それはとてももろく、壊れやすい。

手を求める・・・求婚する。 この時代、女性から求婚するなんてとんでもないことだった。