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『いとしのクレメンタイン (雪山讃歌)』歌詞と解説(アメリカ民謡)

歌詞

原詩と直訳

Oh, My Darling Clementine 《直訳》 いとしのクレメンタイン
In a cavern, in a canyon,
Excavating for a mine,
Dwelt a miner, forty-niner,
And his daughter Clementine.

Refrain:
Oh my darling, oh my darling,
Oh my darling Clementine
You are lost and gone forever,
Dreadful sorry, Clementine.
洞窟のなかを 渓谷のなかを
鉱脈をさがして掘っている
49年組(※)の鉱夫と暮らす
彼の娘はクレメンタイン

リフレイン:
おお いとしの おお いとしの
おお いとしのクレメンタイン
行方知れずで 永遠に去ってしまった
本当に悲しいよ クレメンタイン

Light she was, and like a fairy,
And her shoes were number nine;
Herring boxes without topses,
Sandals were for Clementine.

明るく妖精のような彼女
そして彼女の靴はサイズ9だった
ニシンをいれるふたのとれた箱
クレメンタインのためのサンダルもあったのに
Walking lightly as a fairy,
Though her shoes were number nine,
Sometimes tripping, lightly skipping,
Lovely girl, my Clementine.
妖精のように軽やかに歩く
彼女の靴はサイズ9だったけれども
時々踊るように 軽やかにスキップする
美しい女の子 俺のクレメンタイン
Drove she ducklings to the water
Every morning just at nine,
Hit her foot against a splinter,
Fall into the foaming brine.
アヒルのひなを水場へと追っていた
毎朝9時ちょうどに
彼女の足が切り株に当たって
泡立つ流れに落ちていった
Ruby lips above the water,
Blowing bubbles soft and fine,
But alas, I was no swimmer,
so I lost my Clementine.
水の上のルビー色の唇
やわらかく細かい泡をふいて
しかし悲しいかな 俺は泳げなかった
そして俺はクレメンタインを失ったのさ
In a churchyard near the canyon,
Where the myrtle doth entwine,
There grow rosies and some posies,
Fertilized by Clementine.
渓谷の近くの教会の墓地
ギンバイカ(つるにち草)のからみつくところ
そこにバラが育ち いくつかの花が育った
クレメンタインが土を肥沃にして
Then, the miner, forty-niner,
Soon began to fret and pine,
Thought he oughter join his daughter,
So he's now with Clementine.
それ以来 49年組の鉱夫は
苦悩し 嘆きやつれた
彼は娘と一緒にいるのが当然と考えて
そして彼は今 クレメンタインとともにいる
I'm so lonely, lost without her,
Wish I'd had a fishing line,
Which I might have cast about her,
Might have saved my Clementine.
俺はとても淋しく 彼女なしで途方にくれた
俺が釣り糸を持っていたら
彼女に投げることができたのに
俺のクレメンタインを救えたかもしれないのに
In my dreams she still doth haunt me,
Robed in garments soaked with brine,
Then she rises from the waters,
And I kiss my Clementine.
俺の夢に今でも彼女は出てくる
水でぬれた衣服を着て
それから彼女は水から立ち上がる、
そして俺は俺のクレメンタインに口づけする
Listen fellers, heed the warning
Of this tragic tale of mine,
Artificial respiration
Could have saved my Clementine.
若い方々 忠告をよくききな
俺のこの悲劇的な物語を
人工呼吸したら
俺のクレメンタインを救えただろうか
How I missed her, how I missed her,
How I missed my Clementine,
Till I kissed her little sister,
And forgot my Clementine.
俺が彼女を失っていかに淋しかったか、どれほど淋しかったか
俺のクレメンタインを失って どれほど淋しかったか
彼女の妹にキスするまで
そして俺はクレメンタインを忘れたのさ

※ 49年組とは、1848年ゴールドラッシュによりカリフォルニアに押し寄せた金鉱目当ての人々のこと。 ゴールドラッシュのピークである1849年にちなんでそう呼びます。

 

日本語歌詞

いとしのクレメンタイン


寂しい谷間に 金鉱堀りの
父と暮らしてた 娘のクレメンタイン

※ オーマイダーリン オーマイダーリン
   オーマイダーリン クレメンタイン
   おまえは もういない
   悲しいよ クレメンタイン

明るいほほえみ やさしい瞳

きれいなサンダル 履いてたクレメンタイン

※ くりかえし

毎朝アヒルを 追ってた娘
あるとき泡立つ 流れに落ちて

※ くりかえし

紅(あか)いくちびる 沈んでいった
泳げぬ私が 死なせたクレメンタイン

※ くりかえし



雪山讃歌


雪よ岩よ われらが宿り
俺たちゃ 街には 住めないからに

シール外して パイプの煙
輝く尾根に 春風そよぐ

煙い小屋でも 黄金(こがね)の御殿
早く行こうよ 谷間の小屋へ

テントの中でも 月見はできる
雨が降ったら 濡れればいいさ

吹雪の日には 本当に辛い
アイゼンつけるに 手がこごえるよ
(ピッケルにぎる 手がこごえるよ)

荒れて狂うは 吹雪か雪崩
俺たちゃそんなもの 恐れはせぬぞ

雪の間に間に きらきら光る
明日はのぼろよ あの頂(いただき)に

朝日に輝く 新雪ふんで
今日も行こうよ あの山越えて

山よサヨナラ ご機嫌よろしゅう
また来る時にも 笑っておくれ

 

 

解説

1834年モントローズが発表し、ゴールドラッシュをふりかえって歌われたこの歌は、1863年に発表された“Down by the River” という歌をもとにしています。
“Down by the River” では、主人公である“彼”が、恋人のクレマ(クレメンタイン)にウイスキーを飲ませ、よっぱらった彼女が逃げたアヒルをつかまえようとして切り株につまづき、川に落ちてしまいます。

彼は泳げなかったために彼女を助けられず死なせてしまうという内容で、恋人が娘に変わったこと以外は現在の歌とほぼ同じです。

西部劇映画 『荒野の決闘』 のメインテーマに使われて、日本で人気を呼びました。

山男の歌である 『雪山讃歌』 は京都にあった、のちに京都大学に併合された旧第三高等学校の山岳部のメンバーが吹雪で旅館に閉じ込められたときにクレメンタインのメロディに歌詞をつけてつくった京大山岳部の歌です。