芸能の雑学・豆知識

テレビ・映画や、音楽、舞台・劇場、芸能人についての雑学・うんちく・豆知識・トリビアを集めたサイトです。気になった記事や文章を個人のメモとして投稿しています

ワルツ第6番変ニ長調作品64-1『子犬のワルツ』解説(作曲 F.F.ショパン)

 

ショパン(1810-49)のパリ時代晩年の傑作で、通称「子犬のワルツ」(1分台で曲が終わることから「1分間ワルツ」などとも呼ばれる)、として根強い人気のあるこの曲は1846~47年に作曲(47年に出版)され、デルフィーヌ(デルフィナ)・ポトツカ伯爵夫人に献呈されました。

ショパンの愛人だったジョルジュ・サンドは、当時《マルキ》と《ディブ》という名の子犬を飼っていたそうです(他に、シモン、ジャックという犬もいた)。

ショパンも大変な犬好きで、彼らをとても可愛がっていました。その犬、特にマルキが自分のしっぽを追ってくるくると回る様を表している、といわれるのがこの曲です。

ショパンは、1830年11月に故郷ワルシャワを離れ、二度と故国の土を踏むことはありませんでした。そして、パリで活躍する前には、最初の長期滞在先にウィーンを選んでいます。

当時のウィーン音楽は、シュトラウスを筆頭に、「ワルツ」で埋め尽くされていましたが、ショパンはウィーンっ子のワルツ狂について評価はしていません。

彼の舞曲といったら、故郷のマズルカだったからです。

しかし、ウィーンに滞在した者の当然の帰結として、ショパンも大きなワルツ(大円舞曲等)では、ウィンナー・ワルツの形式を用いています。

ショパンのワルツには、舞曲としての性格を前面に出したものと、叙情性に重点を置いたものの二つがあり、未出版ものを含むと20曲あまり書きました。そして、両者に共通しているのは、趣味の良い高貴な薫りで、精神的にも高い域で結晶化させ、立派な「作品」となりました。

「子犬のワルツ」も簡潔な3部形式です。

▲ショパン

▲ジョルジュ・サンド