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エオリアン・ハープ エチュード 作品25-1 解説(作曲:F.F.ショパン)

1836年に作曲されたこの曲について、シューマンは次のように語ったといわれます。

「デリケートな上の音と基礎となるバスの音だけが聞こえ、エオリアンハープを思いおこさせるものである。この曲はエチュードというよりは詩である。

ショパンがアルペジオの16分音符がすべて聞こえるように演奏することを望んだと考えるのは間違いで、Asdurの和音のうねりなのである。内声部が和音の中から起き上がってくるようだ。曲が終わったとき、我々はもう一度見たいような夢から目覚めたような印象を受ける。」

この曲に付けられている「エオリアン・ハープ」という名称は、このシューマンの言葉に由来するものと思われます。

また、ショパンが語ったという伝聞から「牧童」などの名称でも親しまれています。

繊細なタッチによる両手のシンメトリックなアルペジオと巧みなペダリングにより、美しい情感が漂い、なんともいえない心地よい風に吹かれたような爽快さで魅了されるでしょう。

エオリアンハープとは、自然の風により音が奏でられる弦楽器です。細い胴に6本以上のガット弦を張ったもので、ギリシャの風の神アイオロスの名にちなんで名づけられたと言われています(諸説有)。