キャンディーズのコンサートの紙テープにまつわるエピソード

解散を前後した頃でしょうか。テレビで何度かキャンディーズのコンサートの模様を見る機会がありました。おぼろげながらの記憶ではファイナルの後楽園ではなく、どこか普通の会場だったように思います。

その時の映像でおいらの心に強烈に印象に残ったことがありました。でもそれはキャンディーズの唄や衣装などではありません。MMPの演奏や舞台装置でもありませんでした。それは・・・・・・・・

それは、紙テープです。

ひっきりなしに飛びかい、ステージ上を埋め尽くさんばかりに投げ込まれる紙テープ。さながら北国の降雪のように降り積もり、ともすればキャンディーズの3人も足を取られて転びそうになるほどのすごさ!

その模様を見て、「うわぁ、コンサートってすごいんだなぁ」と感動したのであります。そして「おいらもいつかあんな風に紙テープを投げてみたい」と憧れたのでありました。

しかしその機会はなかなか訪れませんでした。高校生を過ぎて、ちょくちょくコンサートを見に行くようにもなりましたが、あのような場面に遭遇することはありませんでした。

ピョン助は20代前半(80年代後半)の頃、コンサートスタッフの仕事(舞台設営&会場警備等)をしていました。中森明菜・小泉今日子・本田美奈子・中山美穂・河合奈保子・荻野目洋子・シブガキ隊・薬師丸ひろ子・酒井法子・西村知美・河合その子・松本典子・工藤静香・Wink などなど、当時のトップアイドルのコンサートにも多数関わりましたが、 その中でもキャンディーズのように紙テープが飛びかうというシーンを見ることはありませんでした。

それもそのはずで、このころは「ステージに向かってものを投げる」という行為は全面的に禁止になっていることがほとんど。ペンライトすら禁止というのも珍しくありませんでした。 たまに警備員の目を盗んでゲリラ的に投げ込む人はいましたが、せいぜいその程度。

キャンディーズの解散から8年以上。この間にそういう(禁止の)傾向が強まっていったのか、はたまたキャンディーズが特別だったのか?

ようやく投げられた!

そんな中、ようやくチャンスが訪れました。おいらにその機会を与えてくれたのはセイントフォーでした。セイントフォーのライブでは紙テープが認められていて、ガンガン飛びかいました。メンバーは足を引っかけてコケそうになりながら唄ってました。まさにテレビで見たキャンディーズのライブと同様の光景が展開していたわけです。

前回のコラム(キャンディーズとセイントフォー)で、キャンディーズとセイントフォーに相似点を感じたというお話をしましたが、それにはこの紙テープの印象が大きく影響していることは間違いないでしょう。

とにかく「おおっ、これは!?」と思ったおいらは、早速次回のライブから紙テープを持参。前回のコラムでチラッと述べた「セイントフォーがおいらのある憧れを実現させてくれた」というのはまさにこのことでした(^^)。

初めて投げた時は少し緊張したなぁ(笑)。そんなにたくさんは持ち込みませんでしたが、ここぞという場面で心を込めて投げました。これでようやく念願を果たすことが出来ました(^^)。

こんなのも投げました

もうひとつだけ、ものを投げるという体験をしたライブがありました。それは森川美穂のライブです。

森川のライブでもやはり他と同じで紙テープが飛ぶということはありませんでした。ただ、彼女の曲に「マンボ・ソレイユ」というのがありまして、サビのところで「ヘイ!マンボッ!!」と叫ぶのですが、それに合わせて客席からいっせいに飛んだものがありました。それは“マンボ”ならぬ“綿棒”(笑)。 だれが始めたのか知りませんが、これには笑ってしまいました。おいらも真似して何回かやりましたね。

ただこれは本人がこの手のアイドル的な応援のされ方を嫌がったため、ごく短期間で消滅してしまいました。なかなかダジャレが効いてて面白かったんですがね~。

キャンディーズはギネス級?

このようにキャンディーズのライブといえば紙テープなわけですが(笑)、特にファイナルの時はすごかったですね~(といってもビデオでしか知りませんが)。紙袋いっぱいの紙テープを抱えたファンたち。後楽園ですからステージからはかなりの距離があると思うので、ちょっと後ろの席の人はもう遠投状態だったのでしょうね(笑)。 とにかくどんどんどんどん飛んできて、まるでステージ自体が紙テープで出来ているかのようです。

一説によるとあの日投げ込まれた紙テープを片づけるのにトラックが何台も必要だったとか。もしもあの紙テープの本数なり重量なりを正確に測っていたら、ギネスブックに載ったんじゃないかと思うのですが(笑)。

例えば、5万人のうちの20分の1・・・いや、もう少し多いかな?
仮に15人に1人が紙テープを投げたとして約3300人。1人平均10本としても3万3千本!重さにすると・・・ 1本当たり数十グラム(芯抜きで)と思われますので、だいたい2トン近くにはなるのではないでしょうか。体積で計算すると・・・う~ん、どうでしょう?
しかしいったん伸ばしたテープをグシャっと丸めたらかなりかさばることは間違いありません。そう考えるとトラック数台の噂も現実味を増してくるというものです。

とにかくきっと後にも先にもあんな光景はもう見ることはないんじゃないかなと思います。なんにしてもやっぱりキャンディーズはすごかった!!